2011/10/25

器材を片付けるまで旅は終わらない

2011年9月29日 沖縄恩納村ダイビングトリップ 帰宅後



スーパーサンエーでみやげのさんぴん茶を買い求めた後は、
カーナビに促されるまま沖縄自動車道石川インターチェンジから
レンタカーの空港営業所へクルマを走らせた。

予定より少し早く午後5時過ぎに
ガソリンスタンドに併設された営業所に到着して送迎バスを待っていると、
次々にクルマがはいってきた。

3連休の最終日の夕方。
最も混む時間帯だ。

おかげで、空港までの送迎バスは補助席を出しても乗り切れない人が出た。

思いのほか空港に早く着いてしまったので、
KIRIN BEER&SNACKで生ビールとソーセージとピザの夕食をとった。

考えてみれば帰宅時間は夜10時を回る。
高い空弁を買って機内で食べるよりマシという判断だ。






夜11時ちょうどに帰宅、
翌日は午前中に動物病院に預けてあった猫を引き取りに行き、
その翌日の27日夕方遅くに、器材を入れたキャリーケースと
着替えを詰めたスーツケースがやっと届いた。

器材を風呂桶に浸け込んで塩抜きし、
ベランダと洗面台に干すと、着替えを干す場所がなくなってしまった。






トランクに詰めてあった着替えは29日になってから洗濯。

夕方に洗濯物を取り込み、すべてが日常に戻った。

2011/10/24

沖縄最終日 地元スーパーでさんぴん茶を買い、空港へ

2011年9月25日 午後5時半 沖縄恩納村ダイビングトリップ 5日目 -4-



なかゆくい市場おんなの駅のお兄さんに教えてもらったスーパー、サンエーは
恩納村の隣、うるま市石川にあった。

初日、空港からのリムジンバスが通った道を逆にたどり、
高速のインターを過ぎて国道329号線に出ると
ホームセンター、パチンコ屋が並ぶ片側3車線の広い道路だった。






より大きな地図で 沖縄恩納村ダイビング・トリップ を表示
めざすサンエーはすぐに見つかった。
さっそくさんぴん茶を7本購入。





店頭ではリンク先よりさらに安い価格だった。
受け取った人が知ると気を悪くされそうな価格だ。

生鮮品コーナーで見たシークワーサーは、
おんなの駅で買った価格の半分で、量は5割増だった。

おみやげは地元産品をスーパーで手に入れるに限る。

2011/10/23

沖縄最終日 今帰仁(なきじん)ドライブ 恩納村に戻る

2011年9月25日 午後3時 沖縄恩納村ダイビングトリップ 5日目 -3-




より大きな地図で 沖縄恩納村ダイビング・トリップ を表示
レンタカーで本部(もとぶ)町にある備瀬(びせ)のフクギ並木
今帰仁村(なきじんそん)の古宇利(こうり)大橋を見て、
名護市の琉球料理名護曲(なぐまがい)レストランで昼食をとりおえると
午後2時近かった。

レンタカーは午後6時まで借りているが、フライトの時刻から逆算すると
空港営業所に5時半までに到着したい。

どこかでおみやげの調達だけをして、そのあとは空港に向かうことにした。





2011/09/25 15:57 おんなの駅 なかゆくい市場
まだ行っていない東側を通ることも考えたが、
国道58号線で恩納村に戻り、そこでおみやげを探すことにした。

泊まっていたムーンヴィラのそばにある琉球ガラスのショップには
アケちゃん(嫁)が行きたがっていたし、
朝はまだ開いていなかった、かりゆしシャツの店にもう一度行きたかったのだ。

琉球ガラスは見ただけで終わり、
かりゆしシャツは一昨日(23日)に下見していたのですぐに買い終えてしまった。

次は、なかゆくい市場おんなの駅を目指すことにした。

沖縄ダイビングセンターてつうめちゃん
昨日一緒に潜ったさやかちゃん、みかちゃんが
楽しいと言っていたのだ。

途中、もしやと思って前兼久漁港に立ち寄ると、
ちょうどボートが戻ってきたところで、てつ、うめちゃん、ひーちゃん
再会できた。

おんなの駅は、
海産物、野菜、果物を売る市場と
工芸品やみやげ物のショップ、
軽食を扱うテナントが入るアーケードだ。

ここで家族や友人へのおみやげを買い込んだが、
さんぴん茶が売り切れていた。

レジで聞くと、スーパーに行けば同じものが少し安く売っているという。
近所のスーパーの場所を親切に教えてくれた上に、
イベントの景品ということでデンファレの苗までもらってしまった。

2011/10/22

沖縄最終日 今帰仁(なきじん)ドライブ 古宇利(こうり)大橋、名護曲(なぐまがい)で昼食

2011年9月25日 午後0時半 沖縄恩納村ダイビングトリップ 5日目 -2-



備瀬集落を発ち、国道505号線を東に進むと間もなく
今帰仁(なきじん)城址の案内看板が出てくる。

戻りの時間が気になったが、とりあえず行ってみることにした。

どこか仄暗い坂道を登り切ると
きれいに整備された駐車場と案内所(今帰仁村歴史文化センター)が
突然現れた。





大きな地図 を表示

満車の駐車場の片隅にハザードランプをつけたままクルマを下り
案内看板を見たところ、
城址をひと通り見てまわると1時間以上かかりそうだった。

夕方までに那覇に戻らねばならない我々はそのまま次の目的地をめざすことにした。





2011/09/25 12:39 古宇利(こうり)大橋  屋我地(やがじ)島側
さらに東にクルマを走らせ、
屋我地(やがじ)島と古宇利(こうり)島を結ぶ古宇利大橋に向かった。





2011/09/25 12:42 古宇利大橋 向こうに見えるのが古宇利島
2005年2月に開通した全長1,960mのこの橋は、
通行料をとらない国内で2番目に長い橋だ。

エメラルドグリーンからコバルトブルーのグラデーションに彩られた海の
上を渡ることができる、新しい観光スポットになっている。

古宇利島に渡ってすぐのところは整備の行き届いたビーチと
真新しい物産所があり、観光バスやレンタカーが次々に入ってきた。





2011/09/25 13:24 琉球料理店名護曲(なぐまがい)レストラン
国道58号線に戻り、空港に戻る時間を気にしながら
昼食をとれる場所を探した。

何度か店をやり過ごしてしまったが、名護の海岸線沿いで
大きな看板を見つけたので入ってみた。

クルマを下りて看板の派手さに尻込みしてしまったが、
駐車場に停まっているクルマの多くが地元ナンバーなので安心した。

店の名前は琉球料理名護曲(なぐまがい)レストランだ。





2011/09/25 13:39 野菜そば@琉球料理名護曲レストラン
のれんをくぐったアプローチは、いかにも後から増築しました感に溢れ、
両側に地元野菜が並ぶ即売コーナーになっている。

もうひとつの昔からあったとおぼしき扉をくぐると、
増築を重ねたらしい建物の内部は席数にして150を超える広さがある。

テーブル席、座敷、奥にはさらに広間、と増築は複数回のようだ。





2011/09/25 13:39 タコライス@琉球料理名護曲レストラン
驚くべきはそのメニューの豊富さ、というか雑多さだ。

リンク先の公式サイト内のメニューをぜひ見ていただきたいのだが、
沖縄そばとウチナー料理に始まり、それを組み合わせた各種定食があり、
握り寿司、刺身、煮魚、焼き魚の単品と定食、
丼モノから和食系定食、洋食まで、およそ定食屋系メニューがすべて網羅されてる。

隣のテーブルでは、米軍人らしき男性と沖縄ネイティブの夫婦と2人の子供が
父親はハンバーグ定食、子供はカレーライス、奥さんはトーフチャンプルー定食を
頼んでいた。

そういう我々も、アケちゃん(嫁)が野菜そば、オトさんがタコライスだった。

味はまずまずでそこそこ旨いが、
なによりこの猥雑さがすっかり気に入ってしまった。

2011/10/21

沖縄最終日 今帰仁(なきじん)ドライブ 備瀬(びせ)フクギ並木

2011年9月25日 午前11時 沖縄恩納村ダイビングトリップ 5日目 -1-



早いもので今日は東京に戻る日。
フライトは夜7時前なので、1日観光することにしている。

着替えをスーツケースに詰め、
いつもと同じく朝7時に2階のラウンジでパンとコーヒーの朝食をとった。

3連休とあって、ムーンヴィラも金曜から満室のようだが、
みんな朝寝坊らしく、誰とも顔を合わせることはなかった。

チェックアウト後、国道との交差点にあるLAWSONでゆうパックの送り状をもらい、
沖縄ダイビングセンターで器材をまとめた。

9時前に日産レンタカー恩納営業所で予約しておいたクルマを借りだし、
沖縄ダイビングセンターに戻って荷物を積み込み、別れを告げた。

LAWSONに戻って荷物を預け、
かりゆしウェアを買おうと、となりのMANGO HOUSEに行ったら
営業は午前11時からだった。

仕方ないので、国道58号線を北に向けて走らせることにした。





2011/09/25 10:43 備瀬集落のスージ(小道)

最初に向かったのは、備瀬集落に残るフクギ並木。

ジンベエザメで有名な美ら海水族館のある海洋博公園の北どなり、
備瀬崎までの1キロ弱の長さを持つ琉球の香りが残る静かな集落だ。





2011/09/25 10:51 フクギ並木
県道を海洋博公園に沿って北上し、公園の北端で脇道に入ると
食堂があり、その向こうに無料の駐車場があった。

クルマを置いて案内板に沿って
ひっそりと静まり返った無舗装の細いスージ(小道)をしばらく歩くと、
アーチのある道に出る。

縦に細長い集落には縦横にスージ(小道)があり、
どこを歩いても両側に木が生い茂り、道はきれいに掃き清められていた。

これは並木というより、風よけの屋敷林が繋がっている感じだ。





2011/09/25 10:54 備瀬集落に残る古民家 現在は民宿 
集落に建つ家の多くはコンクリートブロック造りの平屋だが、
時折、赤瓦の昔ながらの古民家に出会う。

民宿、貸し別荘として使われているようで、
映画のロケにも利用された。





2011/09/25 11:01 備瀬崎から伊江島を望む
細長い集落の突き当たりは、伊江島を望む遠浅の海岸だ。
スノーケリングのスポットとしても有名らしく、
さほど広くない駐車場には「わ」ナンバーのクルマが何台か停まっていた。
駐車場の脇には、ゲストハウス兼貸しシャワーの小さな家、公衆トイレがある。





2011/09/25 11:11 備瀬集落内 海を望む細い路地
西に面した海岸は、夕日も有名だという。






2011/09/25 11:13 備瀬集落内 赤瓦の古民家 として使われている
この古民家は完全予約制のレストランだ。

1時間ほどかけてブラブラ散歩し、クルマに戻った。



2011/10/20

居酒屋 恩納つばき

2011年9月24日 夜8時 沖縄恩納村ダイビングトリップ 4日目 -5-



ジンベエザメウォッチング・ダイブを終え、
沖縄ダイビングセンターに戻ったのは午後5時半少し前だった。

ダイビング最終日で、器材の塩抜きに時間をとられ、
ログ付けが始まったのは暗くなりかけた午後6時頃だった。

アケちゃん(嫁)が、
「肉が続いたので最後の晩は美味しい魚が食べたい」
と言い出した。

さやかちゃん、みかちゃんも一緒に、と誘ったが
彼女たちは那覇のドミトリーに泊まって、レンタカーで来ているという。

近々の再会を約束して見送った。





2011/09/24 20:15 居酒屋恩納つばき
お魚が美味しい店ならここしかない、
と、梅ちゃんが電話で予約してくれたのが、居酒屋恩納つばき
(女将のブログはこちら

国道58号線、ムーンビーチ入口の交差点のすぐそばにある。

入り口ののれんをくぐると左側がカウンター席。
ネタケースの上にホワイトボードが立てかけてあり、
その日のネタが書かれていた。

テーブル席に案内されると、隣はアメリカ人の女性2人連れ。
ホールの女性は英語のメニューを渡し、カタコトながら英語で応対している。

沖縄に来て4日目、帰る前日にして初めて基地の島だったことを目の当たりにした。





2011/09/24 20:21 居酒屋 恩納つばき グルクン刺身
沖縄ダイビングセンター紹介のお客さまだから、と
ご主人がわざわざカウンターから出てきて挨拶してくれた。

「台風15号とそのあとの北風のせいで
昨日まで船が出なかったけど、今日は水揚げがあったから
お魚を楽しんで下さい」

ジンベエザメウォッチングでボートが出た読谷村都屋漁港
仲買商の株を持っているそうで、魚はすべて直売、
冷凍品は一切扱わないので、漁がないと魚は出さないという。

まずはホワイトボードに載っていたグルクン(タカサゴ)の造りを注文した。

「唐揚げはどこの店でも出すけど、
あれは冷凍の輸入品を使ってることが多いんだ。
うちは造りで出せるものを唐揚げでも出してる」
というのが自慢だそうだ。





2011/09/24 20:38 泡盛「暖流」
オリオンの樽生ビールが飲めたのも、ここが初めてだ。

泡盛のボトルは、メニューに”おすすめ”とあった地元の有限会社神村酒造
”琥珀伝説 古酒 暖流 30度”を頼んでみた。

バーボンを熟成させたオーク樽を使って貯蔵した原酒と
3年貯蔵した古酒をブレンドさせたとあり、
ウッディな香りと、ほのかな甘味がある。





2011/09/24 20:49 居酒屋恩納つばき アカムツ塩焼き
半身だけ残っているよ、と言われて頼んだアカムツ。

沖縄で焼き魚というとバター焼きがポピュラーらしいが、
ノドクロはやっぱり塩焼きじゃなきゃあ。





2011/09/24 20:53 居酒屋 恩納つばき シャコ貝刺身
「型が小さいからホワイトボードには載せてないけど、
シャコ貝ありますよ」

で、頼んだ刺身。

「沖縄ダイビングサービスさんのご紹介だから、小さい方はサービス」
と言ってくださった。





2011/09/24 21:44 居酒屋恩納つばき 刺身3点盛り(カンパチ、イラブチャー、右の名は失念)
売り切れの品はホワイトボードから消されていき、
9時半過ぎにはほぼ真っ白になっていた。

「握り寿司用にサクにしてあるものはいくつかあるよ」
というので、まだ食べ足りなかったので追加で頼んだ刺身3点盛り。

ホールの女性にそれぞれ名前を聞いたのだが、
右の赤身の名前がどうしても思い出せない。

メニューには沖縄料理もたくさん載っていたし、
県産和牛のたたきは是非食べたかったのだが、
アケちゃん(嫁)が就寝時刻を過ぎてやたら眠そうだったので、
ここで切り上げた。

2011/10/19

9月24日 3本目 読谷漁協 ジンベエザメ生簀ポイント

2011年9月24日 午後4時 沖縄恩納村ダイビングトリップ 4日目 -4-



2本目を潜り終え、軽トラックのお弁当屋さんで弁当を買い、
ショップに戻って食べることにした。

ここで、てつから相談を受けた。

朝から一緒だったさやかちゃん、みかちゃん姉妹は
読谷村の生簀に飼われているジンベエザメポイントを事前にリクエストしている。

一方、2本目から合流した親子は、
午後のダイビングで青の洞窟に行きたいという。

オトさん、アケちゃん(嫁)は
3連休の混雑に遠慮して、この3日間敢えてリクエストは出していなかった。

このあとの体験ダイビングは他のショップに委託し、
スノーケリングは満員と言って断ったという。

潜れるスタッフが2人しかいないと、混雑する時期は大変だ。





2011/09/24 15:56 読谷村都屋 ジンベエポイント(生簀)
で、オトさん達はどっちに行く?
というわけで、究極の2択を迫られた。

洞窟周辺は様々なフィッシュウォッチングが楽しめるけれど、
洞窟内は一度行けば充分な気がする・・・

モルディブでジンベエザメは何度か見ているものの、スノーケリングだった。
それに、生簀の網の中でのダイビングってどうよ。





2011/09/24 16:00 読谷村都屋 ジンベエポイント(生簀)
男性2人の親子と、20代前半の姉妹のどっちと一緒に潜る?

と、10秒考えて、ジンベエウォッチングに手をあげた。

ショップ出発は2時、ということで
梅ちゃん、さやかちゃん、みかちゃんとおしゃべりをたっぷり楽しみ、
読谷村(よみたんそん)都屋(とや)漁港に着いたのは午後2時半過ぎだった。

ここって、8月末に放送されたNHKの鶴瓶の家族に乾杯!で出てきたとこじゃん、
と現地に着いてから気がついた。





2011/09/24 16:00 読谷村都屋 ジンベエポイント(生簀)
着替えて待つも、ブリーフィングが始まったのは40分後。

ジンベエザメには手を触れないで下さい、とか、
静止画はOKだが、動画撮影は禁止、とか、
最初は網にへばりついて餌付けショーを見ていて下さい、とか、
その後は自由に泳いでいただいて結構です、とか、
生簀への出入りの段取りなどの説明を
ビデオを交えて20分ほど受けた。





2011/09/24 16:05 読谷村都屋 ジンベエポイント(生簀) 
スノーケリング、体験ダイビング、ファンダイビングの総勢25人ほどが
1槽のボートに乗り合わせ、
正味40分弱の網の中ダイビングを楽しんだ。

で、感想。
思ってたより興奮した。

2011/10/18

9月24日 2本目 山田

2011年9月24日 午前11時半 沖縄恩納村ダイビングトリップ 4日目 -3- 



午前10時過ぎ、ボートが港に戻った。
2本目の出発は11時だという。

2本目から父親と息子の親子がメンバーに加わった。
海洋実習を先月に終え、初ファンダイブだという。






ポイントは昨日の1本目と同じ山田だ。





2011/09/24 11:29 ワカヨウジ
最大深度-13m、平均深度-6.5m、ボトムタイム50分のまったりダイブだった。

潜降して間もなくカメラのバッテリーが切れ、水中で撮れた画像は
ワカヨウジとさやかちゃん、みかちゃんの3枚だけだった。

エントリーポイントのとなりの浅場には、
サンシャイン水族館が手がけているサンゴの増殖場があり、
金属の枠に保護された小さなサンゴが点在していた。

さやかちゃんとみかちゃんは
相変わらず2人寄り添って盛んに会話している。

レギュレーターをくわえたまま喋れば至近距離なら聞こえる。
オトさんはガイドとよくそうやって簡単な会話を交わすが、
2人の場合は、サインと表情でかなり細かく意思疎通しているように見える。

エキジットしたあと、2人に何の話をどうやって交わしていたのか聞いてみた。

みかちゃんが大学の授業で手話を習っているのでそれを使うのだが、
さやかちゃんは手話を解さないので首を振ったりすくめたりするという。

それでも水中で会話が成り立つのは、陸上でのダイビングの話題の続きを
話しているからだという。

2011/10/17

9月24日 1本目 真栄田(ツバメの根→深場)

2011年9月24日 午前9時半 沖縄恩納村ダイビングトリップ 4日目 -2-



沖縄ダイビングセンターの集合時刻は昨日と同じ午前8時。
一緒に潜るのはさやかちゃんとみかちゃんの姉妹だ。

昨日と同じく、器材は軽トラで運んでもらい、
前兼久港まで歩いた。

3連休の中日とあり、岸壁には続々ゲストを乗せたバンがやってくる。
ファンダイバーより、体験ダイビングやスノーケルの客の方がはるかに多い。

混雑していたが、遅れることなくボートは9時ちょうどに出港した。

乗り合いのゲストのほとんどが青の洞窟の体験ダイビングとスノーケリングで、
彼らとは別に我々5人だけ100メートルほど北にある
ツバメの根からエントリーする段取りだ。

昨日と同じポイントでもう少し深場まで行き、
ヤシャハゼとヤノダテハゼを見るという。






港を出てポイントに向かう途中、
オトさんのタンクのエアが180kgだったことをネタに、
「こんなかわいい子たちと一緒だと、緊張でエアが足りなくなるかも」
とおどけたら、ガイドのてつが女性3人に向けて
「じゃあ、その時は(エアを分けて)あげてね」
と応じてくれた。

それを聞いてみかちゃんが拳(こぶし)を真上に振り上げて
「オーウ!」
と元気いっぱい返事する。

”テンション上げてね”と勘違いしたらしい。

ポイントに着き、我々5人がエントリーすると
ボートはそのまま青の洞窟に向かっていった。

フリー潜降で沖に向かい、
-35mまで下りていった。





2011/09/24 09:24 ヤノダテハゼとコトブキテッポウエビ
海底を這うようにゆっくり岸に戻る方向に進み、
ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ヤノダテハゼ、ヒメダテハゼ、ミナミダテハゼ
と、5種のハゼを見た。

無減圧限界を気にしながら-18mまで戻り、
そのあとしばらく水深をキープしてウロウロした。





2011/09/24 09:41 シモフリタナバタウオ
ハナビラウツボに擬態していると言われているシモフリタナバタウオ。

見つけた時は黒い斑紋がエラに見え、
半身だけ姿を晒しているハナビラウツボだと思って近づいた。

ストロボをたいて全容が明らかになると「?」だが、
岩陰の暗がりで見ると、確かに騙される。





2011/09/24 09:44 ムチカラマツエビ
ムチカラマツを見るとガラスハゼを探す癖がついてしまった。

この日は、ムチカラマツエビを見つけた。
体長はおよそ1cm。





2011/09/24 09:47 ツユベラ(成魚)
伊豆で見かけるオレンジ色に白い斑紋の派手な模様をした幼魚が
成長すると、似ても似つかない姿になる。

ペラの仲間は幼魚と成魚で模様がまるで違うものが多いが、
ツユベラはその代表格だろう。

ショートドロップオフまで戻ると、
ボートは青の洞窟にいちばん近いブイに繋留していた。

安全停止中、姉のさやかちゃんが妹のみかちゃんに
拳(こぶし)を真上に突き上げるポーズを見せてからかっていた。

安全停止のあいだ中、何かサインを出し合っては2人してクスクス笑っている。
我が家の生後3ヶ月の仔猫たちを思い出してしまった。

2011/10/16

ホテルムーンビーチ

2011年9月24日 午前6時45分 沖縄恩納村ダイビングトリップ 4日目 -1-



早いもので沖縄に来て4日目、ダイビングは今日が最終日、
明日は東京に戻る。

朝6時に目が覚めたので、朝食前にホテルムーンビーチを見物してきた。





2011/09/24 06:46 ホテルムーンビーチ 地階(ビーチフロア) 入口付近
かつては月の浜海水浴場だったムーンビーチを囲むように建つ
「く」の字形の5層の建物には、
1階レセプション前の正面玄関のほかに、地階(ビーチフロア)にも入口がある。

10月9日の投稿に掲載したシーサー
この入口にいる。

地上階である地階は、
テラス式のカフェがビーチ側に広がり、至る所にグリーンが配置され、
いかにもリゾートホテルらしいつくりだ。





2011/09/24 06:47 早朝のムーンビーチ
月の浜海水浴場は昭和32年(1957)に営業を開始した。
沖縄がまだアメリカに占領されていた頃だ。

ホテルが建ってからはプライベートビーチ扱いになり、
宿泊客以外は施設使用料と駐車料を払う必要がある。





2011/09/24 06:50 ホテルムーンビーチ 1F オールデイダイニング「コラーロ」のテラス席
1972年の沖縄返還後、1975年に開催された沖縄海洋博に合わせてオープンした
沖縄初のこのリゾートホテルは、現在も現地資本で経営されている。

ここは、プロ野球阪神タイガースがキャンプの宿舎として利用している。

ちなみに、オトさんとアケちゃんが泊まっているペンションムーンヴィラは
キャンプシーズンはスポーツ紙の記者の宿舎になるという。





2011/09/24 07:39 カラオケ「星の砂」裏庭にいた猫の親子
国道58号の信号を海側に曲がった突き当たりがホテルムーンビーチだが、
ホテルまでの100メートルほどの道の両側には
居酒屋や食事処が点在している。

昨夜行ったくぇーぶぅの真向かいにあるカラオケ「星の砂」の建物脇に
エサ皿が置いてあったのを見ていたので、
見に行ったら親子がまったりしていた。

2011/10/15

うちなー食堂 くぇーぶぅ

2011年9月23日 午後7時 沖縄恩納村ダイビングトリップ 3日目 -7-



青の洞窟でのダイビングを終え、
港から歩いてショップに戻り、ログ付けが終わると午後4時半を回っていた。

てつ”一家と、今日1日一緒に潜ったご夫婦とで一緒に夕食をとる約束を交わし、
いったん宿のペンションムーンヴィラに戻った。

待ち合わせより少し早い時間に宿をでて、
国道沿いにあるかりゆしウェアの店、MANGO HOUSEに行ってみた。

どれにしようか迷っているうちに約束の時間が迫ってきたので、
再訪を約束して店を出た。





2011/09/23 19:01 沖縄食堂 くぇーぶぅ
会食の会場は、ペンションムーンヴィラ並びの
うちなー食堂 くぇーぶぅ

名前の通り、気取らない食堂だ。
店員さんたちも気さくでアットホームな雰囲気に満ちている。
”てつ”一家も通っているそうだ。

愛娘のちーちゃんこと千聖(ちさと)ちゃんの好物は
肉ギョーザと、ちーちゃん専用メニューのスパムおにぎり。



2011/09/23 20:53 ホテルムーンビーチで行われていた結婚披露宴の余興のエイサー
午後9時近く、
どこからか太鼓の音が聞こえてきた。
近くでエイサーをやっているらしい。

ちーちゃんが見たいと言い出したのであとをついて行くと、
迷わずホテルムーンビーチに入っていき、真っ直ぐ中庭に走っていった。

音がする方向を正確に聞き分ける野生動物のような聴覚に
びっくりしつつついていくと、
どうやら結婚披露宴の余興らしい。

間近で堪能してから、くぇーぶぅに戻った。

  • 各お店の場所はこちら(Google Map)

2011/10/14

9月23日 3本目 青の洞窟

2011年9月23日 午後2時 沖縄恩納村ダイビングトリップ 3日目 -6-



ボートが港に戻ったのは12時半少し前。

てつ”がお昼は弁当を買って食べるという。
指差す方を見ると、軽トラックのお弁当屋さんが来ていた。

てつが人数分買ってきてくれたが、ひとつ足りない。
もう一度並びに行ったが手ぶらで帰ってきた。

売り切れだったという。
昼めし抜きでは可哀相なので、
弁当についてきた沖縄そばの小鉢をゲスト4人分わけてあげた。

弁当はごはんの量こそ少なめだが、おかずの数は充分。
これで300円は安過ぎる。






午後1時半が午後の集合時刻だ。

3本目のポイントは青の洞窟
今や美ら海水族館のジンベエザメ、首里城に次ぐ沖縄本島の人気スポットだ。

ボートを替え、同じルートで真栄田に行く。
乗り合わせたのは体験ダイビングのグループとスノーケリングのグループだった。

ポイントに着くと、岸から比較的近いブイに係留した。

ファンダイブの我々が先にエントリーし、
くぼみをたどって岸に向かう。

ところどころにある水深-1mほどの岩には
スノーケリングの人たちが何人も立っている。





2011/09/23 13:57 マダラタルミ(young)
洞窟入口の手前でマダラタルミの幼魚をみた。

成魚とは似ても似つかぬ模様だ。
伊豆でたまに見かける体長5~10cmの幼魚は、
白と黒の色どりは同じでも、白い部分がもっと多く、ヒレが目立つ。

青の洞窟は奥行約60m(最奥20mは地面)、
水面から最も高いところで約12m、最大水深-6m、
幅4~12mほどの広さがある。

奥には右側と左側にそれぞれ枝分かれする細いケーブがあり、
ここには光がまったく届かない。

奥に向かって右側の枝穴は奥に行くほど細くなり
一人がやっと通り抜けられるところを進んでいくと、
地上からの竪穴に出ることができる。

ここまでは滅多に人が来ないという。




2011/09/23 14:24 青の洞窟 記念撮影ポイント
出口近くの記念撮影ポイントには長い行列ができていた。

洞窟の出入口の奥が広がっているため、
外からの光で海底が青く見えるのだという。





2011/09/23 14:26 洞窟入口(中から外を望む)
列に並んで記念撮影を終え、戻るところ。

暗くてわかりにくいが、左に体験ダイバーがいる。
写真には写っていないが、水面はスノーケラーが列を作っている。

混雑防止のため、壁を右に見て反時計回りに進むルールがあるそうだ。





2011/09/23 14:33 オヤビッチャの群れ
最大深度が-12mだったので、安全停止の必要はないのだが、
ボートの下で数分遊んでからエキジットした。


2011/10/13

9月23日 2本目 真栄田(てつホール) (後編)

2011年9月23日 午前11時40分 沖縄恩納村ダイビングトリップ 3日目 -5-



深場から戻り、ショートドロップオフにとりつくと、
真上の水面ではスノーケリングと体験ダイビングを楽しむ人達で
大混雑だった。





2011/09/23 11:45 バブルコーラルシュリンプ
彼らを目の隅にいれつつ、ガイドの”てつ”は壁を右に見て
南に向かっていく。

バブルコーラル(ミズタマサンゴ)につくバブルコーラルシュリンプを
見に行くためだ。





2011/09/23 11:55 青の洞窟の南にあるクレバス
いったんリーフの上に出て、クレバスを進んでいくと
日の差し込む光景が目の前に広がった。

”てつ”のお気に入りのポイントだという。





2011/09/23 12:03 ツバメウオとてつ
クレバスを出て水深-5mをキープしながら、ボートの下へ向かう。

ボートの下でツバメウオが群れている。

体験ダイビングやスノーケリングを実施しているショップはどこも
ゲストの水中写真を撮るサービスをやっていて
魚寄せのために餌付けをしている。

恐らく、先にエキジットして他のグループを待っているうちに酔ってしまった観光客が
リバースしたものを魚が食べに行っているのだろう。

恩納村の餌付けは麸を使うので、
両手で揉む動作をするとツバメウオが寄ってくる。

今は禁止されているが、かつてモルディブでガイドをしていた当時、
ツバメウオにはパイナップルを、ナポレオンにはゆで玉子で餌付けしていた。

所変われば品変わる、だ。





2011/09/23 12:04
ボートの下からツバメウオがいなくなるのを待って、
(掃除が終わって水がきれいになるのを待って、ということだが)
”てつ”が「ぼちぼち行きますか?」と
サインを出してきた。

水面のダイバーがエキジットするのを待って、
我々のパーティーも後に続いた。

2011/10/12

9月23日 2本目 真栄田(てつホール)(前編)

2011年9月23日 午前11時20分 沖縄恩納村ダイビングトリップ 3日目 -4-



山田での1本目を終え、ボートは前兼久港に戻った。

ボート上でタンクをつけかえ、
岸壁で1時間ほど休憩して2本目に向かうという。






2本目は真栄田に向かった。

ここには、スノーケリング、体験ダイビングで人気の
青の洞窟があるサイトだ。





2011/09/23 11:25 沖へ向かって中層を浮遊しながら潜降していく

洞窟近辺に4本か5本(正確に数えていない)のブイがあり、
どうやらボートごとに係留するブイが決まっているらしい。

我々のボートはファンダイバーだけの乗り合いで、
沖側のブイについた。

中層で集合し、そのまま沖へ向かって潜降していく。

陽の光が差し込み、青く抜けていて
まさにダイブしている感覚だ。

透明度は12~15mといったところだろうか?
水温は28℃と高い。





2011/09/23 11:33 ヤシャハゼ
水深-28mまで潜り、砂地を這うように進んでいると
ところどころでヤシャハゼがホバリングしていた。

距離を詰めていくが、臆病なのでサッと巣穴に隠れてしまう。

無減圧限界を気にしながら、半身だけでている個体を
かなり遠くから証拠写真として撮った。





2011/09/23 11:34 ミナミダテハゼとテッポウエビ
目の下にも縞があるので、たぶんミナミダテハゼだろう。

ダテハゼ、ヤノダテハゼ、ミナミダテハゼは縞模様がパッと見似ているので、
尾ビレの違いや目の下の縞の有無で見分けるのだという。

今日はテッポウエビを正面から捉えられる位置に回りこんでみた。





2011/09/23 11:34 スジアラ
沖縄ではアカジンミーバイと呼ばれるスジアラ。

白身で煮付けにすると旨い(という)。
養殖もされているという。

尾ビレが切れてしまったからボツにしようかと思ったが、
美味しいという話題で採用。

ダイビング後半のショートドロップオフとクレバスは後編で。