2009/01/16

「サメの水路」という名のチャネル

2008/09/25 10:57 テンクロスジギンポ at Devana Kandu on Felidhe Atoll

フェリドゥ・アトール(環礁)は、モルディブのアトールの中では
最も人口が少なく、リゾートも2つしかない。
そのうちのひとつ、アリマタ(Alimathaa)の南側に母船が停泊した。

時刻は午前10時前。
ここからもうひとつ南側のチャネル、デヴァナ・カンドゥ(Devana Kandu)が
この日2本目のポイントだ。

2つの砂洲の間にある幅400mほどのチャネルの真ん中には
長さ200mほどのリーフが横たわり、チャネルを南北2つに分けている。

最初、ドーニは北側のチャネルを目指したが、
チーフガイドのアリ(Ari)は
水中に飛び込んでカレントをチェックしたあと、
南側のチャネルにドーニを移動させた。

ポイントを変えた理由はよくわからないが、
アウトゴーイング・カレント(アトール内から外洋への流れ)が結構ある
と言っていた。

Dive Maldives (Atoll Editions)(Tim Godfrey著)によると、
この南側のチャネルは現地の漁師の間では
ミヤル・カンドゥ(Miyaru Kandu)と呼ばれているという。
Miyaruは、ディベヒ語でサメを意味している。

確かに、潜ってみると
水深18mから20mの砂地をホワイトチップ・シャークが
何度か行き来するのに遭遇した。

外洋側のドロップオフはなだらかで、単調な地形だ。
カレントが逆ならトビエイやグレイリーフ・シャークなどが
コーナー付近で見られる、と前述の本には書いてある。

だが、残念ながらその気配は感じられなかった。

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