2009/11/30

Dive#14 『崎山沖ノ根』(西表島滞在6日目)


2009/10/02 12:17 ツムブリ

『美田良浜』での1本目を終えると、
ボートは白浜港に入った。
岸壁では、スタッフのヒデくんとゲストが1人待っていた。
ゲストはボートに乗ったが、ヒデくんは見送りだ。
今日はユリちゃんが乗っているので、彼は電話番だという。

2本目は『崎山沖ノ根』だ。
白浜港から内離島を回り込み、舟浮湾から外洋に出て
南に向かい、2つ目の湾の沖合いだ。
バイミ崎の向こうに仲ノ神島(なかのかみしま)、
またの名を仲御神島(なかのうがんじま)通称オガンが見えている。
今回はそこに行くことは叶わなかった。

外洋は南西から波長の長いうねりがあり、
台風の影響を感じさせた。




2009/10/02 12:30 クマザサハナムロ
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流れが強いので、アンカリングした上でアンカーラインを下ろし、
海底で集合してからドリフトするという。

エントリーしてみると、流れはさほどでもなかった。
水温は28℃、水中は青く抜けているが透明度は21m程度だ。
水深-12mほどのレッジにいったん着底してから、
沖を右に見ながらドリフトを開始した。

この程度の流れならフリー・ディセントでも問題なさそうだが、
慎重を期したのだろうか?




2009/10/02 12:42 タイマイ

ドリフトは西表に来て2本目だが、
ダイビング最終日にやっと流れの強いポイントに潜ることができた。

途中、クマザサハナムロのものすごい大群に遭遇した。
モルディブでもこれだけ大きな群れには滅多に会ったことがない。
バラクーダも出るというが、我々のパーティーは見ることができなかった。

代わりに若いタイマイとしばらく併泳できた。

2009/11/29

Dive#13 『美田良浜』 (西表島滞在6日目)


2009/10/02 10:11 キンメモドキの群れ

朝9時、上原港を出港したボートは
岬をまわり、島の西側に出た。
そのまま白浜港の北に位置する『美田良浜(みだらはま)』まで回航し、
アンカリングした。

耳で聞くと「淫ら浜」に聞こえるが、
海岸の林の向こうは水田が広がっているという。
それで「美田良」なのだ。
西表島は降水量が多く川も40本以上あり、年間を通して水が豊富なので
稲作が可能だという。
沖縄で標高の高い山があるのは西表島だけなので、
常に雲がかかり、雨が多いそうだ。
降水量が多いということは日照時間が短いということだが、
温暖な気候が国内最南端最西端の稲作を可能にしているという。




2009/10/02 10:13 アオスジテンジクダイ
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美田良川とアラバラ川の河口に挟まれた弓なりの湾に
2kmほど砂浜が続いている。
水中は、砂地のところどころに小さなサンゴ礁が点在するポイントだ。

透明度は7~10m、水温29℃。
水深-5mにアンカリング、斜めに沖に出て
水深-10mにあるサンゴ礁でしばらく滞在した。




2009/10/02 10:14 タテジマキンチャクダイ(幼魚)

キンメモドキの群れの密集度がすごい。
スカシテンジクダイも群れている。
タテジマキンチャクダイ(通称タテキン)の幼魚に
久々に出会った。

2009/11/28

本日も晴天、異状なし(西表島滞在6日目)


2009/10/02 06:16 「うえはら館」の窓から東を望む

昨晩『kaketa(カケ・タ)』で注文し、テイクアウトしたピザは、
そのままHot Mangroveに持っていき、差し入れになった。
夕食がまだだったスタッフ達の食べっぷりを見ていると
微笑ましいを通り越して気の毒になってくる。

一夜明けて起床は5時半過ぎ。
まだ真っ暗だ。
東に面した窓のカーテンを開け放ち、
空の色が変わっていくのを眺めていた。

テレビの天気予報では「晴れのち曇り、降水確率は10%」だ。
しかし、波浪注意報が出ている。
台風17号と18号は相変わらず動きが鈍く、フィリピンあたりを
ウロウロしている。

2009/11/27

『カケ・タ』の料理(西表島滞在5日目)


2009/10/01 19:12 石垣牛のカルパッチョ仕立てオリジナル・ソースがけ

まずはオリオンビールで乾杯。
黒板に書いてあるオススメから、
石垣牛のカルパッチョ仕立てを注文した。

トッピングのチーズの風味が肉をよく引き立てている。
オリーブ油主体のソースはガーリックが効いていて
パンにつけて食べたら旨そうだ。





2009/10/01 19:05 冷製パスタ 海ぶどうトッピング梅肉ソース

もう1品オススメから、
冷製パスタの海ぶどうトッピング梅肉ソース。

プリプリした海ぶどうと、さっぱりした梅肉が絶妙だ。




2009/10/01 19:33 ゴーヤのガーリック・ソテー

こちらは定番メニューから選んだ
ゴーヤのガーリック・ソテー。

店の女の子から、
「シェフは渋谷の『にんにくや』で厨房に立っていた」
と聞いた。
『にんにくや』は恵比寿の老舗だが、
沖縄の人には渋谷も恵比寿も広尾も同じなのだろう。

次に頼んだのは地ダコのフリッター。

にんにく主体なところは『にんにくや』を倣っているが、
沖縄産の素材を上手に使っているオリジナル・メニューが
特徴のようだ。

最後に頼んだ生ハムのピッツァは、
ログ付けに迎えに来る午後8時に間に合わなかったので
テイクアウトにしてもらった。

2009/11/26

『カケ・タ』の名物は猫(西表島滞在5日目)


2009/10/01 18:32 店内から入り口側を見る

店は、道路に面した開放的な喫煙席と
扉の奥の禁煙席に分かれている。
こちらは壁に絵が掛けられていて、落ち着いた雰囲気だ。

2枚の黒板にはオススメ料理が書かれている。
石垣牛のカルパッチョ、八重山有頭エビ、冷製パスタ海ぶどうトッピング
など、八重山産の素材が並んでいる。

2人いる女の子は、揃いの白いシャツに黒いパンツ、黒のエプロン姿で
見た目も動きもキビキビしている。

女の子のひとりと仲良くなって、いろいろ聞いてみた。
禁煙席はもともとテラス席だったという。
それで、バーカウンターが今は影になっているのかと納得。





2009/10/01 18:44 置物かと思ったら本物の仔猫だった

禁煙席と喫煙席を分ける網戸は閉められている。
虫除けかと思ったら、猫が勝手に出て行かないようにだという。

客が来ると網戸の向こうで鳴くのは、歓迎の意を表しているわけではなく
出して欲しいとねだっているらしい。
禁煙席のテーブルの上には仔猫がいた。
あまりおとなしいので、最初は置物と間違えてしまった。

飲食店で猫が我が物顔で好き勝手に振舞っているなど、
東京なら保健所に見つかれば指導が入りそうなものだが…
でも、ドッグカフェも流行っているから関係ないか?
衛生的にどうよ、と気になる人には向かない店だ。

オトさんとアケちゃん(嫁)は、普段猫6頭に囲まれて生活していて
食事中も足元にいるのが当たり前なので全然気にならない。




2009/10/01 18:33 テーブル席(喫煙席)

見てのとおり、窓には網戸がない。
女の子がかゆみ止めを出してくれた。
虫が大挙して入ってくるのかと心配したが、杞憂だった。
(季節にもよるのだろうか?)
でも、もともとテラス席だったんなら虫に対しては
もっと無防備だっただろう。




2009/10/01 18:57 目を覚ました猫。名前はさおり。

屋根はトタン、それを隠す天井代わりにヨシズが梁に渡してある。
ところがそのヨシズが大きくたわんでいた。
女の子が言うには、猫のベッドになってしまったという。

確かに、しばらく後で2頭が姿を現した。
ちなみにこの猫の名前はさおりだが、オスだ。
目が離れているのが由紀さおりに似ているからと
シェフが名づけたという。

猫は現在16頭、最盛期は24頭いたという。
そして最年長のカケフ(メス)は今年27歳。
人間なら140歳を超える超長寿猫だ。
名付け親のシェフが大の阪神ファンで
(店内にも阪神グッズや草野球八重山大会のトロフィーや賞状が
所狭しと飾ってある)
つけられた名前だという。

2009/11/25

イタリアン『カケ・タ』で夕食(西表島滞在5日目)


2009/10/01 18:29 『kaketa(カケ・タ)』の外観

この日の夕食は『うえはら館』の隣にあるイタリアン+創作無国籍の
『kaketa(カケ・タ)』でとることに前日から決めていた。

だから、前日のうちに、夕食は必要ないと
マチコさん(うえはら館の奥さん)に告げておいた。

3日間同じダイビング・チームで潜ったとしえさんが
明日潜らずに帰るというのでお誘いして、
アケちゃん(嫁)と3人で訪れた。

窓は板を突っかえ棒で開けるシンプルなもの。
掘っ立て小屋感がいい雰囲気だ。




2009/10/01 18:29 入り口。いかにも南の島の雰囲気

マチコさん情報では、『kaketa(カケ・タ)』の営業時間は
夜6時30分から24時まで。(ランチもやっているらしい)
そこで開店時間に合わせて行ってみると、
店の前の道路には2台の車が路上駐車していて
すでに先客がいた。




2009/10/01 18:29 店名は肉球つき

店の入り口は猫オブジェで固められている。
ドアの前には猫のシルエットのパネル、
店名を彫った木の板には肉球。




2009/10/01 18:30 シーサーも猫バージョン?

入り口脇には、ちょっと中央アジア風の猫の置物が
シーサーのように客を出迎えてくれる。

2009/11/24

Dive#12 『キントキ』 (西表島滞在5日目)


2009/10/01 15:01 ヒメシノビハゼ

3本目のポイントは『キントキ』、
どちらかというと『鳩離南(はとばなれみなみ)』の名前の方が一般的だろう。
その名のとおり、「鳩離島(はとばなれじま)」の南にある
砂泥地のポイントだ。
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水深-6mの岩にアンカーロープを結び、
そこからほぼ真っ直ぐ水深-21mまで下り、
シマオリハゼとヒメシノビハゼを見ながら徐々に浅場へ戻った。




2009/10/01 15:07 ハチマキダテハゼ

水深-15mほどで見たハチマキダテハゼのペア。




2009/10/01 15:10 ガラスハゼ

さらに深度を浅くしていく途中で見かけたガラスハゼ。





2009/10/01 15:11 ホウセキキントキとヨスジフエダイ

水深-12mにある高さ4mほどの根には、
ホウセキキントキとヨスジフエダイが群れている。
ここでしばらく遊んだ。




2009/10/01 15:13 コブシメ

岩の向こう側で見た大きなコブシメ。




2009/10/01 15:15 ヨスジフエダイの群れ

ワイドで狙ってみた。
キンギョハナダイやスカシテンジクダイも群れている。

なぜかタカサゴの群れも通り過ぎたりする。




2009/10/01 15:18 ホウセキキントキ

このポイントのホウセキキントキは暗がりにこもっていず、
昼間から中層をフラフラしている。
それに、赤だけでなく縞柄や銀色だったり、
勝手気ままな色をしていた。

2009/11/23

赤米弁当(西表島滞在5日目)


2009/10/01 13:40 ホット・マングローブのお弁当

2本目を終えて上原港に戻ったのは午後1時25分。
毎日のこととはいえ、この時間まで昼飯にありつけないと
かなり腹が減る。

この日の弁当は、赤米ご飯だった。

港にはレンタカーで来ていた男性がボートを待っていた。
これでゲストが7人になった。

2009/11/22

Dive#11 『バラス北』(西表島滞在5日目)


2009/10/01 ヤイトヤッコ(♂)

『サンデー』での1本目を終え、
ボートは鳩間島から南東に伸びるリーフの内側に入って停泊、
1時間の水面休息をとった。

その後、カレントが強くて入れなかった『バラス北』に戻り
再度カレント・チェックを行なった。
カレントはわずかで、ここで潜ることになったが
アンカーをかける岩がなかなか見つからず、
ようやく見つけた場所にうまくアンカーが投げ込めなかったようで
シンヤ君が水面でアンカー・ロープを引いて
位置を移す場面があった。
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水深-20mを少し超える礫まじりの砂地に、
長い根が並行に3本並んでいるポイントだ。
透明度は18m、水温は29℃だった。

アンカーを打った根の先端にカスミチョウチョウウオが群れていた。
次の根では、うめさんがウミシダを掻き分けてウミシダウバウオを
見つけてくれた。

見通しのいい海中をまったり散歩するのんびりダイブを
久しぶりに楽しんだ気がした。

2009/11/21

Dive#10 『サンデー(鳩間島東)』(西表島滞在5日目)


2009/10/01 09:46 『サンデー』第一クレパス

上原港を出たボートはまず『バラス北』に着いたが、
カレントが早いということで『サンデー』に変更になった。

テレビドラマ『瑠璃の島』の舞台となった鳩間島の東側リーフだ。
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比較的浅い海底に何本ものクレバスが走る地形派向けのポイントだ。
沖側の深いところで-16m、
クレバスを辿っていくと徐々に浅くなり-5mぐらいになる。
リーフトップは-1~-2mだ。

水温は31℃、透明度は18~24m前後だろうか。
太陽光が差し込み、明るく澄んで見える。




2009/10/01 10:00 カガミチョウチョウウオ

1本目のクレパスはすぐにトンネルになる。
暗がりではツバメタナバタウオが逆さに泳いでいた。
しばらくクレパスを進むと、やがて水深-6mほどの広場に出た。

広さは20m×30mくらいだろうか。
魚影は濃くないが、じっくり見ていると意外に魚が多い。

最初のクレパスのほぼ反対側に次のクレパスがある。
ここは狭いホールで行き止まり、いったん広場まで引き返した。




2009/10/01 10:20 アカハチハゼ

広場の砂地で見つけたアカハチハゼ。
ほかにトカラベラの幼魚などもいた。




2009/10/01 10:20 オグロトラギス

同じ砂地で見たオグロトラギス。

このあといったんリーフの上を横切り、
並行して走るクレパスをたどってボートの下に戻ってきた。
ボートの下で安全停止を兼ねてブラブラし、ボトムタイム52分で浮上した。

2009/11/20

やっとピーカンに・・・(西表島到着5日目)


2009/10/01 08:56 上原港で出港を待つHot MangroveⅡ

晴れた。
西表島に着いて5日目、やっとピーカンになった。

この日からうめさんがダイビングに参戦。
ボートの操縦もうめさんが行なう。
彼が参加して、スタッフたちの動きが目に見えて
緊張感を伴ったものに変わった。

この日新たに女性2名のゲストが加わり、ゲストは6名に増えた。
ボートの上がやっと華やかになってきた。

2009/11/19

グルクンの唐揚げ(西表島滞在4日目)


2009/09/30 18:23 「うえはら館」の夕食

パイナップルを探して自転車で彷徨う旅は、
浦内地区の無人販売店で目的を達した。

アケちゃん(嫁)にゲットできたことを携帯で知らせ、帰路に着いた。
東の空がまた黒い雲に覆われつつあるのを正面に見て、
雨が降り出す前に「うえはら館」に辿り着こうと
ママチャリのペダルを思い切り踏み込んだ。

が、思いのほかアップダウンがきつい。

ヘトヘトになりながら何とか「スーパー川満」の手前まで来たとき、
ついに雨粒が落ちてきた。
宿まではあと1分だが、どうせ通り雨だろうからと
雨宿りを決め込んだ。

店内を一巡りして、カットパインを2本買っている間に雨はやみ、
意気揚々と「うえはら館」に戻り、
戦利品を食堂脇の共同冷蔵庫に入れ、
そのまま食卓についた。

この日のメニューは、
グルクンの唐揚げ、タコ・大根・ニンジンのなます、里芋・椎茸・
高野豆腐の煮物、マグロ刺身、もずくの吸物だ。
生ビールと泡盛(八重泉)は、
このあとクラブハウスでのログ付けが待っていたので
控えめにしておいた。




2009/09/30 18:23 グルクンの唐揚げ

グルクンとはタカサゴのことらしい。
水中で見ると、鮮やかな青の体色と
背中から尾ビレにかけての黄色い縦ジマが特徴だが、
調理されると赤くなってしまうようだ。
イサキにちょっと似たクセのない淡白な味だ。

午後8時ちょうどに、ホットマングローブの迎えの車が到着。
2日間不在だったオーナーのうめさんにクラブハウスで初対面した。

2009/11/18

中野集落自転車散策-後編(西表島滞在4日目)


2009/09/30 17:19 上原小学校前。周辺で唯一の信号機

往復2車線の立派な県道215号線を
なおも白浜に向けて自転車で走っていくと、
上原小学校前の信号にぶつかった。
おととい、白浜港まで送迎してもらったときに見た限りでは、
上原から白浜までで唯一の信号だと思う。
学校のそばだからだろう。

「祝 上原小創立60周年」の看板が目に眩しい。




2009/09/30 17:21 左は県道215号線、右は…やっぱり215号線、旧道らしい

星砂で有名な「星砂の浜」方面への分岐は、
上原小学校から400mほど先だ。
このT字路を右折してすぐのところに
無人販売店を見つけた。
が、ここにもパイナップルはなかった。





2009/09/30 17:29 中野集落はずれ、高台のパイナップル畑。海がきれい

しばらく行くと集落があり、
壁面にカラフルなイラストが描かれたマングローブ染めの店「ぷーら」
その先には竹富町の町営住宅があった。
島の北端にあたる星砂の浜方面から住吉集落を抜ける道と、
県道に戻る分かれ目でどちらに行くか迷った。

けっこうアップダウンのある道が続いたことに心折れて、
ショートカットして県道に戻ることにした。




2009/09/30 17:37 やっとパイナップルを見つけた浦内集落の無人販売店

県道に戻ってきたが、このあたりには無人販売店がなさそうなのは
周囲の密林加減で見当がつく。
せっかくここまで来たのだからパイナップルはゲットしたい。

というわけで、時間が許す限り先へ行ってみようと思い、
下り坂が続く白浜方面へ自転車を進めた。

先ほど選ばなかった道を通ればたどり着く合流地点にあった無人販売所
やっと丸ごとのパイナップルを見つけた。
小銭入れを見ると500円玉と10円玉しかない(うかつだった)。
パイナップルは100円だ。
仕方がないので、パパイヤ300円+シークワサー100円と合わせて
500円を料金箱に入れた。

島のあちこちにある無人販売店は、
この写真のように
トタン板張りの小さな小屋に葦簀(よしず)が掛けてあるだけで、
看板も何も出ていない。
そう考えると、「うえはら館」近くの無人販売店は
かなり観光客向けデコレーションがされていると言っていいだろう。

冷蔵庫は必ず置いてあったが、何も入っていないことが多かった。
きっと観光シーズンにはいっぱい入っているのだろう。

2009/11/17

中野集落自転車散策-前編(西表島滞在4日目)


2009/09/30 17:14 放牧場の牛

この2日間一緒のとしえさんとボートの上で話していたことがある。
それは、西表島産のパイナップルについてだ。

われわれが宿泊している「うえはら館」のそばの無人販売店では
パイナップルもドラゴンフルーツも置いていない、
時期はずれだと手に入らないのだろうか?

と……。

としえさんの情報だと、
切ったパイナップルに棒が差してあるカットパインなら
「スーパー川満」にある。
隣の中野集落やその先の住吉集落の無人販売店には、
今の時期でも丸のままのパイナップルが置いてあるらしい。

そこで、ダイビング後夕食までの時間を利用して
「うえはら館」の自転車を借りて行ってみることにした。

「貸し自転車500円」の張り紙が玄関に貼ってあるが、
奥さんのマチコさんに言うとタダで貸してもらえた。

ロビーに貼ってあった地図を頭に叩き込んで、
県道を白浜方面に向かった。

最初の坂道を登りきったところにある放牧場には、
前回よりたくさんの牛がいて、柵から鼻を出してきた。
人懐っこくてかわいい。




2009/09/30 17:16 「カフェなかゆくい」

前回の散歩のときに引き返した「パーラー美々」を過ぎてまもなく、
真新しい建物があった。
どうやら宿併設のカフェらしい。
建物脇の駐車スペースには、
ワゴン車の隣にカヌーが2艘置いてあるので、
エコツアーもやっているに違いない。
周囲に何もない高台で裏は海だから
カフェからの眺めは最高だろう。




2009/09/30 17:17 「居酒屋舟あじ」

「カフェなかゆくい」の100mほど先に
幟(のぼり)が賑やかな店を見つけた。
のれんが出ているからもう営業しているのだろう。
入り口脇の目隠し兼用の板に
「居酒屋舟あじ」とある。
焼き鳥と寿司の幟(のぼり)が同居しているのがいい。
こちらも周囲に何もないところにポツンと建っていて、
客が来るんだろうかと心配になるが、
これが島のスタイルなのだろう。

2009/11/16

Dive#9 『バラス東』 (西表島滞在4日目)


2009/09/30 14:14 ヤマブキハゼ

上原港に戻っての昼食(弁当)を挟んで、
この日3本目は『バラス東』で潜った。
  • ポイントの位置はこちら(Google Map)
  • ポイントの地形はこちら(Picasa ウェブアルバム)
その名のとおり、バラス島の東隣のリーフ・レッジで、
ショート・ドロップオフとその内側のリーフ一帯がポイントになっている。

透明度は15m~18m。
海底はサンゴ礁のリーフ、砂地、ガレ場が混在している。

アンカリングした水深-5mからチャネル側に出て
ショート・ドロップオフを下った砂地に
ハタタテシノビハゼとヤマブキハゼがいた。




2009/09/30 14:22 ヤマブキスズメダイ

ドロップオフを左に見ながら南へ進むと、
壁沿いの中層にヤマブキスズメダイがフラフラと泳いでいた。




2009/09/30 14:27 ミゾレウミウシ

ガレ場の斜面をゆっくりのぼって浅場に戻る途中で見た
ミゾレウミウシ。

沖側をイソマグロが通っていった。




2009/09/30 14:38 カクレクマノミ

浅場に戻ったところで見つけたカクレクマノミ。
普段、クマノミを撮ることはあまりないのだが、
仕草がかわいかったのでついレンズを向けてしまった。




2009/09/30 14:44 アオバスズメダイ

この写真ではよく写っていないが、
胸ビレのつけ根上側に黒い模様があるので
アオバスズメダイの筈だ。

エキジットの10分ほど前、水面を見上げると
雨が作る波紋が見えたが、
エキジットしたときはやんでいた。

雨模様の天気が続いているが、
いまのところ直接降られることは免れている。

2009/11/15

Dive#8 『イソロク』 (西表島滞在4日目)


2009/09/30 11:52 クロオビアトヒキテンジクダイとイトヒキテンジクダイ

この日2本目のポイントは『イソロク』。
1本目のミッドフィールドから上原港方面に戻り、
そのまま東のリーフに向かった先にある。
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エントリーした場所の水深は-8m、透明度は7mほどだった。
少しづつ浅場に向かい、小さなサンゴ礁にぶつかった。




2009/09/30 11:56 スカシテンジクダイ

かなりの数のテンジクダイが群れている。

長居したせいで砂泥が巻き上がり、
どの写真を見ても浮遊物が写り込んでしまった。




2009/09/30 11:57 リュウキュウハタンポ

砂泥地にサンゴが点在する地形の浅場ポイントは
3本目だが、それぞれ特徴があって飽きが来ない。

2009/11/14

Dive#7 『ミッドフィールド』(西表島滞在4日目)


2009/09/30 09:30 クレパス

この日最初のポイントは『ミッドフィールド』。
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上原港からボートで10分ほどの場所だ。
リーフの中にある窪地そばにアンカリングし、
そこから伸びるクレパスに沿って進んで行く
ちょっとしたケーブ感を味わえるポイントだった。

暗がりにはツバメタナバタウオが群れていた。




2009/09/30 09:42 イロブダイ(幼魚)

魚影は濃くないが、イロブダイの幼魚、クレナイニセスズメ、
アカテンコバンハゼなどを確認。




2009/09/30 09:46 クレパス上部のリーフ

いったんクレパスから水深-3~4mのリーフ上に上がり、
しばらく進む。
一面サンゴ礁が広がっていた。




2009/09/30 09:47 コブハマサンゴ

天然のプールのような広場の端にあったコブハマサンゴ。
成長が非常に遅いそうで、エダサンゴが侵食している様子が
よくわかる。

このダイビングはアケちゃん(嫁)の444本目、
一緒に潜ったとしえさんの1,500本目の記念ダイブだった。