2008/10/28

島々の花環

2008/09/20 22:43 at フルレ国際空港到着ゲート側ジェティ(桟橋)

古代サンスクリット語で『島々の花環』を意味する
マーロディープ(Malodheep)が語源と言われる
モルディブ(Maldives)は、
かつて欧州の船乗りたちに『真珠の首飾り』と形容されたように、
26のアトール(環礁)に珊瑚礁の島々が輪を描くように点在している。

面積も人口も最大の島である首都マーレ(Male)の
すぐ北東にあるフルレ(Hulhule)は空港の島だ。
埋め立てによってできた滑走路の端は、海に突き出ている。

入国手続きを終えて外に出ると、すぐジェティ(桟橋)だ。
ここにドーニ(Dhoani)と呼ばれるボートが横付けする。

ドーニは、島と島をつなぐ主要な交通手段だ。

今回、わたしたちが1週間クルーズするサファリ・ボート
ハンディ・クルーズ(Handy Cruise)は、
フルレの北に位置する人工島フルマーレ(Hulhumale)
のラグーン内に停泊している。

フルレからフルマーレまでは、ドーニで20分ほどだ。

現地時間は午後11時だが、日本時間では午前3時をまわっている
ことになるので、はっきり言ってクタクタだが、
事前の情報で、100艘を超えるモルディブのサファリ・ボートの中で
最も豪華な一艘と聞いていたので、期待が高まる。

2008年10月現在、日本の旅行会社が扱っていない
このボートをチャーターできた経緯は省略するが、
今回、22名の乗客はすべて日本人だ。

9月はまだ雨季で、この時期は南西寄りの風が吹くはずだが、
この夜、風向きは北西だった。
ドーニが島を離れ周囲が暗くなると、
東の空にかかっている下弦の月と満天の星が美しい。

フルマーレのラグーンに入ると、
サファリ・ボートが所狭しと停泊している。
ハンディ・クルーズは島の北端近くに泊っていた。
いよいよ乗船だ。

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