2008/10/30
誰も部屋に鍵をかけない。オトさん以外は
ドーニがハンディ・クルーズに横付けされると、
スタッフが荷物を上げてくれる。
乗船客はハシゴを使って母船に乗り移り、
後部デッキで靴を脱ぎ船内に案内された。
これから1週間は裸足の生活だ。
広々としたメイン・デッキは、アジアン・テイストの調度で統一されている。
リゾート・ホテルの内装かと見まがうほどだ。
出迎えは、マンゴー・ジュースとツナ・サンドだった。
サファリ・ボートに泊まるのは3艘目だが、
ウェルカム・ドリンクはまだしも、サンドイッチが出されたのは
初めてだった。
チェック・インのためいくつかの書類を記入し終えると
部屋割りが発表された。
客室はローワー・デッキに7室、アッパー・デッキ(ブリッジ・デッキ)に
3室の計10室。
オトさんとアケちゃん(嫁)は、102号室をいただいた。
船腹が一番広い中央に位置するので、
向かいの106号室とあわせ、ツインでは最も広い部屋だ。
部屋を広く使えるようベッドの下は収納庫になっていて、
スーツケースが2個しまえるスペースが確保されている。
でも、そのぶんベッドが高いので、腰掛けると足は床に届かない。
ベッド・メイクとタオルの交換は毎日やってくれていたらしい。
(従来、サファリ・クルーズでは2日に1回が常識だった)
最初の2日間何もしてもらえなかったので、
後日、他のゲストに聞いて気づいたのだが、
部屋を出るとき鍵をかけていたのはオトさんたちだけで、
3日目にメイド担当のスタッフに、
朝は鍵をかけないように言われてしまった。
どうやら、彼はマスターキーを持っていないようだ。
他のゲストから鍵をかけている理由を聞かれたが、
その時はお茶を濁していた。
海の上という完全に隔離された場所で万一盗難が起きたとき、
部屋に鍵がかかっていれば、
マスターキーを持ち出せるスタッフだけが疑惑の対象になるので、
ゲストに迷惑をかけずに済むから。
と、ここでカミング・アウトする。
ところが、オトさんはタバコやカメラや日記帳など、
手にしていたあらゆる小物を置きっぱなしにする癖があり、
しかも置いたことさえ忘れてしまうので、
しょっちゅう船中を探しまわってみなさんにご迷惑をおかけしていました。
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