2009/03/10

フナドゥーとドゥーニドゥ

2008/09/27 9:59 Funadhoo on North Male Atoll

マーレ(Male)の北西には、タンカーや貨物船など、
大型の船が数多く停泊している。

オトさんがリゾートでガイドをしている最中(1990~91)に
湾岸戦争が始まり、

この海域に多国籍軍(フランス軍、オーストラリア軍など)の
巡洋艦や駆逐艦が停泊していたものだ。
リゾートもガラガラに空き、
ドーニ用の軽油が手に入りにくくなったことを理由に、
遠くのダイビング・ポイントに行かせてもらえなかったことを思い出す。
モルディブ国軍のジェット戦闘機が超低空飛行で哨戒している時の
爆音も忘れられない。

母船は、マーレの北にあるフナドゥー(Funadhoo)という小さな島を
右に見て北西へ向かっていた。
フナ(Funa)は、白い花をつける木の名前で、
ドゥー(Dhoo)というのは島のことだ。

このフナドゥーは、マーレに最も近い島ということで、
昔から戦略的な拠点だった。

16世紀後半、ポルトガルの占領下にあったとき、
8年間にわたる反戦ゲリラ活動の末殺害された英雄
ウテム・アリ・タクルファン(Utheemu Ali Thakurufaanu)の
首が、この島に葬られている。

その後、サメからオイルをとる工場や、
ココナツの繊維でロープを作る工場、養鶏場などが建てられたが、
現在は石油備蓄基地になっている。



2008/09/27  10:03 Dhoonidhoo on North Male Atoll

フナドゥーを過ぎると、左舷にドゥーニドゥ(Dhoonidhoo)が迫ってくる。

ディベヒ語で「鳥の島」という意味の美しい名前を持つこの島は、
イギリス統治時代に使われていた建物が今も残されていて、
現在は政治犯の収容に使われている。

この島を過ぎると、正面にフルレの滑走路が大きく横たわっている。

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