2009/03/14

フルマーレ(Hulhumale)

2009/09/27 11:26 Hulhumale on North Male Atoll

マーレの東に位置する大きなリーフは、
フルレ(Hulhule)、フルマーレ(Hulhumale)、
そしてファルコルフシ(Farukolhufushi)の3島を抱えている。

そのリーフ内は、今や小型の船のハーバーとして賑わっていて、
100を超えると言われるサファリ・ボートが、
乗客を空港へ送迎する基地としてここを利用している。




2008/09/27 10:14 Container Wharf at Hulhumale on North Male Atoll

フルマーレの南西側にあるコンテナ埠頭。

フルマーレは首都マーレ(Male)の人口過密を解消するためと、
地球温暖化による海面上昇への対応策として組まれた
巨大プロジェクトだ。
平均海抜は2m。これはモルディブの島の中で最も高い。

ダイビングガイドとして働いていた1991年頃、
モルディビアンからその計画について話を聞いた。
実際に工事が始まったのは1997年だったという。

2006年11月の時点では、埋め立て工事はほぼ完了していたものの
フルマーレに人は住んでいなかった。
飛行機の窓から見下ろすと、
碁盤目状の道路が骨組みのように見える広大な空き地の中に
ミスキー(モスク)の丸い金屋根だけが目立つ殺風景な島だった。

2007年5月に訪れたときには、
ミスキーの周囲にアパートが立ち並び始め、
道に並木ができ、木立の一角が現れ、
マーレと結ぶフェリー埠頭ができていた。

住宅地と商業の中心として機能しはじめたフルマーレだが、
今後は北に隣接するファルコルフシ(farukolhufushi)まで
埋め立てを広げ、最終的には空港のあるフルレ(Hulhule)とも
一体化させ、リーフ全体を埋め立てる計画だという。

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