2009/03/26

青年の主張

2008/09/27 17:00  Boys Fighting in Front of Iskander School, Male

マーレの目抜き通りであるチャンダニー・マグ(Chandani Magu)は、
大統領専用桟橋(No.1 Jetty)のそばから南へ向かって延びている。

ジェティに近いところはスーブニール・ショップや家電店などが
並んでいるが、テニスコートを過ぎたあたりは
学校や図書館が並ぶ一角になる。

そこに建つイスカンダル・スクール(Iskandar School)は
1961年創立の小学校だ。
  • イスカンダル・スクールの公式HP(英語)
公式HPのGALLERY-Photoを見ると、
白の制服に身を包んだ可愛らしい生徒たちの学校生活が
うかがえる。

この日、校門の前に、鉄パイプならぬ紙管を持った若者たち
15、6人がたむろしていた。

ただならぬ様子に立ち止まって何が起こるのか眺めていると、
午後5時きっかりに叩き合いが始まった。
ただ、殺気立った感じはなく、
喧嘩というよりパフォーマンスの色合いが濃い。

ホーム・ビデオを持って待ち構えていた者もいたし、
騒ぎが始まった直後に到着したタクシーからは
カメラとブーム・マイクを持ったテレビ局のスタッフらしき人たちが
おりてきた。



2008/09/27 17:02 A Boy Who Seems to be a Leader and TV Crew

騒ぎは1分ほどで終わり、ほとんどの若者たちは
蜘蛛の子を散らすように逃げてしまった。

テレビ局のレポーターらしき男が、
バイクで逃げようとしていたリーダー格の少年をつかまえて
インタビューをしている。

モルディブの法律では、他人を殴打することは飲酒と同じくらいの罪で、
現行犯逮捕されると数日から数週間拘留されるという。

どう見ても確信犯の彼らは、何を主張したかったのだろう?

いずれにしても、1990年代初頭には決して見られなかった光景で、
自由化というか秩序が確実に変化しているのを
肌で感じた一件だった。

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