2009/09/06

日本の新たな国際協力

2009/05/09 15:22 The Map Pointing Place of Polling Stations

日本のODAの象徴と、津波の記憶を留めるための記念碑は
今回のマーレ来訪で見ておきたいものの一つだった。

皮肉にも、マーレの主たる港や観光エリアとは
対角線上に位置するこのあたりは人影もまばらで、
まるで1988年と2004年のそれぞれの時が
結晶してしまったような感触さえあった。

とにかく容赦のない日差しが照りつけるこの海岸線を離れることにして、
マーレの南側を東西に貫くアメネー・マグ(Ameenee Magu)
を西に向かうことにした。

小さな建物が立て込んだ地域に入ると、
道路に面した壁に大きなマーレの地図が貼ってあった。
色分けされた地域から引き出し線がでていて、
星印を指し示している。

ターナ文字だけで英語の表記がないので正確なところはわからないが、
どうやら、居住地域ごとの投票所を指示している地図のようだ。



2009/05/09 15:24 The Powerhouse of STERCO (State Electric Co. Ltd.)

アメネー・マグを西に向けて歩いていくと、
ゴーともブーンともつかない大きな音が徐々に大きくなってくる。

道路の右側は小さな工場や住宅が隙間なく並ぶ
昔ながらの街並みだが、
道路をはさんだ海側は緑豊かな広々とした敷地が続いている。

音の出どころは、モルディブの電力供給を一手に引き受けている
国営モルディブ電力公社だ。
フルマーレのHDCビルの2階(First Floor)に事務所が入っていた
あのSTELCOである。

ひときわ目立つ煙突が林立する火力発電所は
ディーゼルに全面的に依存している。

現在、JICA(国際協力機構)が主導して
「モルディブ国マレ首都圏における太陽光発電導入計画調査」
が、四国電力によって行なわれているという。

年率10%で増え続けるマーレの電力需要への対応と
化石燃料代替および中長期的な電力の安定供給をめざして、
太陽光発電システム導入の実施可能性の検証が進められている。

0 件のコメント:

コメントを投稿