2009/08/07

デガ・ティラ(Degga Thila)

2009/05/08 Dive Site Map of Degga Thila

前夜のバーベキュー・パーティーはおよそ1時間でおわり、
そのあと母船に戻って飲み直し、
またしても夜の海へのダイブで盛り上がったようだが、
オトさんはそのまま部屋に戻り、9時過ぎには爆睡していた。

だから翌朝は早く目が覚めた。
シャワーを浴び船尾デッキにのぼって空を眺めると、
西の空に月が沈むところだった。
月が沈み真っ暗になった空に天の川がくっきり見えた。

空の色が紺色になり、うっすらと明るくなってきた5時35分、
母船がエンジンを起動した。
まもなくドーニが母船から離れ、続いて母船が錨をあげた。
周囲の様子が見分けられる明るさになると、
まずドーニが、続いて母船がラドゥディガー(Radhdhiggaa)の
リーフをなぞるように回りこんだ後、北北西に向かった。

6時25分、ムーフシ(Moofushi)がかなたに小さく見える
周囲に何もない沖合いに停泊した。

潜るのはデガ・ティラ(Degga Thila)
モルディブには数少ない、地形が特徴的なポイントだ。

メイン・リーフの西端にある水深-30mからそそり立つ
東西に細長いティラは、3つの頂点を持っていて、
水深-16mには、ダイバーが潜り抜けられえるトンネルがある。
このティラの北側には、水深-35mから-15mまで
立ち上がる2つの岩があり、
この外側でイソマグロやトビエイを見ることができる。




2009/05/08 06:54 Trilobate Frogfish


ティラの端から潜降したわれわれは、まず深場の岩に向かった。
水深-30mあたりで、ガイドのアハメッド(Ahamed)が
岩を指差している。
最初何を指差しているのか気づかなかったが、
大きなオオモンカエルアンコウだった。



2009/05/08 07:00 Bluelined Snapper

もうひとつの岩場の上ではヨスジフエダイが群れていた。
流れがないのでいいアングルを求めて自由に動き回れるが、
群れが大きいので全体を収めようと距離をとると
INONの外付けストロボ1灯では光が届かなかい。



2009/05/08 07:02 Batfish and Silver-stripe round herring

2つの岩を八の字に回り、エントリーした方向に戻ると
潜降直後に見たツバメウオの群れが同じところに固まっていた。
その向こうにはキビナゴが群れている。



2009/05/08 07:11 Longnose hawkfish

細長いティラに戻り、南側に回るとヤギが群生していた。
注意深く見ていると、クダゴンベを2匹見つけた。
この画像は後ろから撮っているためずんぐりむっくりして見えるが、
真横から見てもずんぐりむっくりというか、太っているように見えた。



2009/05/08 07:15 Banded Coral Shrimp

トンネルの中にはアカマツカサやトガリエビスのほか、
甲殻類も数多くいた。
伊豆でもよく見かけるオトヒメエビは、
モルディブではダイバーをあまり怖れず、
ダイバーが近づいても逃げない。

トンネルを抜けて北側に出た後は、
ゆっくり深度をあげながらいちばん西のトップにでた。
ここでウミブドウの茂みの中にハダカハオコゼを見つけたが、
カメラのバッテリーが切れて写真を撮ることができなかった。

安全停止の深度まで上がってからは、
ティラのトップをたどって東に向かい、
そのあとは中層を突っ切ってメイン・リーフまで行った。
こちら側はガレ場で見るべきものはなかった。

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