2009/08/08

ドンカロ・ティラ(Donkalo Thila)

2009/05/08 10:00 Varicose Phyllidia

デガ・ティラ(Degga Thila)での1本目を終え、
8時少し前に母船に戻り、われわれを降ろすとすぐに
ドーニは母船から離れていった。
母船もすぐにあとを追って北上を始めた。

朝食をとっている最中にヒメンドゥー(Himendhoo)を左舷に見ながら通過、
9時前にはマーロス(Maalhoss)の南東に停泊した。

9時15分からのブリーフィングに備えてダイニングに集合していると、
なぜかバナナ・シェイクが配られた。
(きっと、船尾のバナナが余ると考えたシェフが
使い切ってしまおうと考えたに違いない)

2本目のポイントはドンカロ・ティラ(Donkalo Thila)だ。
マーロスとヒメンドゥに挟まれたチャネル、ヒメンドゥ・カンドゥ
(Himendhoo Kandu)の中にある大きなティラだ。

このチャネルは、しばしばジンベエザメがやってくる所として知られている。
また、ドンカロ・ティラは乾期のマンタ・ポイントとしても有名だ。

初日(5月3日)のランカンフィノール(Lankanfinolhu)、
3日目(5月5日)のヴァッタル・カンドゥ(Vattaru Kandu)とも
マンタに振られてまだ一度もマンタを見ていない今回、
時期をはずしているが、もうワンチャンスを狙って潜ろうというらしい。

ブリーフィングはあっという間に終わったが、
ドーニが母船に接舷していない。
1本目を終えてからまだ1時間ちょっとしかたっていないので、
エア・チャージが間に合わないのだ。

待つこと20分、ドーニに乗り込み出発したが、
曇り空でティラが見つけられない。
ひとつ北にあるフェリドゥー(Feridhoo)の島影が
手前のマーロスで隠れる延長線上に
ドンカロ・ティラがあるというのだが、、
曇り空の下では海の色が一様に鈍色で
海の色の違いが見分けられないのだ。

15分近く探し回っていると雲の切れ目から太陽が顔を出し、
あっという間にティラが見つかった。



2009/05/08 10:09 Yellowback fusilier

かなり大きなティラだが、トップの水深は-15m近い。
-18mからだらだらと外洋に向かって深くなっていく砂地の上で
エントリーして、チャネルを斜めに横切りながら外洋に向かった。
途中でドラキュラ・ゴビーを見つけたが、
カメラを構えて寄っていくと巣穴に隠れられてしまった。

水深-28m付近まで進んだときに
いきなりイエローバック・フュージラーの群れに囲まれた。



2009/05/08 10:16 Spotted eagle ray

その群れの向こうをマダラトビエイがゆっくり横切っていく。
一瞬マンタかと思ったが、そんな筈はなかった。

そのすぐあと、イソマグロ2本とホワイトチップ・シャーク1頭と遭遇。
しばらく大物待ちしていたが、無限圧限界が気になり始めて
南の浅場に移動した。



2009/05/08 10:22 Ribbon moray

浅場とはいっても、他のティラとは違い根があるわけではない。
ガイドの佐藤さん(Satar)とアハメッド(Ahamed)は
絡み合うようにどこかを目指しているように見えた。

特徴のない海底をしばらく進み、
ハナヒゲウツボの潜む穴へわれわれを案内してくれた。
目印が何もないほぼ平坦な海底でよくピンポイントに場所が
特定できるものだと素直に感心してしまった。

そのあと、またチャネルの砂地に向けて進路を変えたので
彼らは明らかにハナヒゲウツボのいる場所を目指していたのだ。

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