沖縄ダイビングセンターの集合時刻は昨日と同じ午前8時。
一緒に潜るのはさやかちゃんとみかちゃんの姉妹だ。
昨日と同じく、器材は軽トラで運んでもらい、
前兼久港まで歩いた。
3連休の中日とあり、岸壁には続々ゲストを乗せたバンがやってくる。
ファンダイバーより、体験ダイビングやスノーケルの客の方がはるかに多い。
混雑していたが、遅れることなくボートは9時ちょうどに出港した。
乗り合いのゲストのほとんどが青の洞窟の体験ダイビングとスノーケリングで、
彼らとは別に我々5人だけ100メートルほど北にある
ツバメの根からエントリーする段取りだ。
昨日と同じポイントでもう少し深場まで行き、
ヤシャハゼとヤノダテハゼを見るという。
港を出てポイントに向かう途中、
オトさんのタンクのエアが180kgだったことをネタに、
「こんなかわいい子たちと一緒だと、緊張でエアが足りなくなるかも」
とおどけたら、ガイドのてつが女性3人に向けて
「じゃあ、その時は(エアを分けて)あげてね」
と応じてくれた。
それを聞いてみかちゃんが拳(こぶし)を真上に振り上げて
「オーウ!」
と元気いっぱい返事する。
”テンション上げてね”と勘違いしたらしい。
ポイントに着き、我々5人がエントリーすると
ボートはそのまま青の洞窟に向かっていった。
フリー潜降で沖に向かい、
-35mまで下りていった。
2011/09/24 09:24 ヤノダテハゼとコトブキテッポウエビ |
ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ヤノダテハゼ、ヒメダテハゼ、ミナミダテハゼ
と、5種のハゼを見た。
無減圧限界を気にしながら-18mまで戻り、
そのあとしばらく水深をキープしてウロウロした。
2011/09/24 09:41 シモフリタナバタウオ |
見つけた時は黒い斑紋がエラに見え、
半身だけ姿を晒しているハナビラウツボだと思って近づいた。
ストロボをたいて全容が明らかになると「?」だが、
岩陰の暗がりで見ると、確かに騙される。
2011/09/24 09:44 ムチカラマツエビ |
この日は、ムチカラマツエビを見つけた。
体長はおよそ1cm。
2011/09/24 09:47 ツユベラ(成魚) |
成長すると、似ても似つかない姿になる。
ペラの仲間は幼魚と成魚で模様がまるで違うものが多いが、
ツユベラはその代表格だろう。
ショートドロップオフまで戻ると、
ボートは青の洞窟にいちばん近いブイに繋留していた。
安全停止中、姉のさやかちゃんが妹のみかちゃんに
拳(こぶし)を真上に突き上げるポーズを見せてからかっていた。
安全停止のあいだ中、何かサインを出し合っては2人してクスクス笑っている。
我が家の生後3ヶ月の仔猫たちを思い出してしまった。
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