2009/06/14

屋台とバラックと高層ビル


車道の脇の一段低い道路にも、屋台が数件並んでいた。
カレーの香りが漂っている。
インド系のおにいさんが、鉄板の上でチャパティを焼いていた。




左奥に見えるのが、先ほどのインド料理の屋台だ。

金網に洗濯物が干してあった。
写真ではわかりにくいが、
クリーニング屋でもらう針金ハンガーを横に使って、
シャツが膨らむようにしてあった。
風通しを良くして、早く乾かす工夫だろう。

なかなかいいアイディアだ。
パクらせていただくことにして帰国後さっそく試してみたが、
確かに早く乾くような気がするものの、
場所をとるのが難点だった。




1ブロック東南へ移動すると、
大きな木が何本か木陰を作っている一角に出た。
緑に塗られた屋根とフェンスが派手派手しいバラックが立っている。

いわゆる屋台村だった。
しかも、朝から結構客がはいっている。




1ブロック丸々の長さがあり、中はかなり広い。
両側にはずらりと屋台が並んでいる。
営業しているのは3分の1ぐらいだろうか?

朝食をとったばかりでなかったら一休みしたい雰囲気だ。




アパート街の一角にぽっかり空いた空間に、
異彩を放つバラックだ。
夜になると近所の住人やローカルな雰囲気を好む観光客で賑わうのだろう。

すぐ向こうには、
ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)の近代的なビルがそびえている。

黒澤 明の『天国と地獄』を思い出してしまった。
月島のもんじゃ街をはじめ、20年ちょっと前の東京下町や
青梅街道北側の西新宿など、東京のあちこちにもこんな風景があった。

1 件のコメント:

  1. この緑のホーカー村、行きました。
    でも、15時過ぎの食事をするには中途半端な時間帯だったので何も食べずでしたが、数種類のxxMeeの看板とスープの湯気が美味しそうでした。
    食べればよかったなぁ、と悔やんでいます。

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